ルール
“赤信号みんなで渡れば怖くない”、有名なツービートのギャグです。ご本人が明確に語られた訳ではありませんが、集団心理についてのブラックユーモア、風刺だと、私は考えています。多くの方は同じですよね。“ルール違法だとしても、みんながやっているからいいじゃん”なんて解釈している人はいませんよね。
ルールはなぜあるのか。普遍的なものもあれば、時代とともに変化するものもある。仮に後者だったとしても、当然、変更の手続きがなされるまでは、守らなければなりません。ルールを作るのって、めちゃくちゃ大変なんです。たくさんの優秀な方々が、たくさんの時間をかけて作っているんです。それを、個人個人で勝手に解釈されたら、たまりません。ルールを無視する人へ、あなたは、このルールは無用、無意味ですって、万人が納得できるような理由を付けて、理路整然と説明することはできますか。
近所で交通事故がありました。本当にむごい事故です。加害者は平気でルールを無視しました。加害者はルールを何だと思っていたのでしょうか。ルール以上に大事なものがあったのでしょうか。
ルールを破り、最悪の事態を招きました。被害者の関係者の皆様には、本当にかける言葉が見当たりません。これから、加害者の親族への風当たりも強くなることでしょう。デジタル社会ですから。また、車好きだったとの報道がありますが、車好きの人へのイメージも悪くなるかもしれません。富山ナンバーが他県を走っていたら、”危ない”と思われるかもしれません。車好きの人は、富山の人は、ルールを破るんでしょう、って。「俺は関係ないよ」、「個々で判断してよ」と言われる方もいるでしょう。ただ、印象を持つことは自由ですから。悪いのは加害者です。それだけのことをしたのです。
全てのルールには意味がある。一歩譲って、ルールが気に入らないのであれば、まず、そのルールについて一度考えて欲しい。いつ、どういった経緯で、どんな理由でできたのか。それさえも考えない、分からない人は、このルールは無用だ、無意味だって、言わないでください。
自動車の運転免許は行政法上の許可に該当します。自動車の運転は基本禁止です。誰彼構わず、ルール無視で運転されたら危なくてしょうがないですから。ただし、免許を受けた者に限り、この禁止が解除され、自動車を運転することができます。制度としては理にかなっているように見えますが、今回は効果がなかった。
制度に限界がきているように感じます。少なくとも、改正は必要かと。色々と議論が発展しそうな出来事でした。
最後に、被害者の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

